素朴な疑問
・NFTって売買したり所有したりできるけど、自分で作ることはできますか
・NFTを作って販売するには、どうすればいいの
こんにちは、スメルジャコフです。
NFTを売買したり所有したりする方が、月を追うごとに増加傾向にあるのを肌で感じます。仮想通貨そのものの価値に連動するので、NFTの価値もボラティリティが大きいものです。安定しない価値はリスクがあると同時に、魅力的でもあります。
本記事のまとめ
①NFT Mint(ミント)、つまりNFTを作ることについて理解できる
②実際にNFTを作って販売する流れを理解できる
NFTは売買したり所有したりすることで、資産形成することができます。さらにNFTを作成して販売することで、より多くの利益を獲得することもできます(売れればの話ですが)。
今回は、NFTを作成するNFT Mintについての解説に加え、実際に販売するまでの流れを説明します。NFTに興味があって、自分でも作って販売してみたい方はぜひ参考にしてみてください。
本記事の信頼性
①2021年12月~仮想通貨取引開始
②ビットコイン、イーサリアム運用中
③NFT購入経験あり
目次
NFT Mintとは
NFT Mintとは、 NFTを作成することを意味します。NFTマーケットプレイスで作成したNFTは、ブロックチェーンに書き込まれることになります。
ブロックチェーンに書き込まれると、唯一無二のNFTデジタルデータとなります。以降、すべての取引記録がブロックチェーンに書き込まれるため、オリジナルの贋作は作成できません(すぐに偽物と判明する)。
NFT Mintの仕組み
NFTはスマートコントラクトによって作られます。スマートコントラクトとは、NFTを作り出すための設計図のようなもので、ある条件を満たせば契約内容が自動的に実行される仕組みです。
独自コントラクトと共有コントラクト
NFTは、ブロックチェーン上に取引履歴が刻印されることで、NFTの所有者や作成者が記録・保証される仕組みです。各NFTがそれぞれ特有のコントラクトアドレスを持ち、そのアドレスに紐づいた取引を後から遡って参照することができるからこそ成り立ちます。各NFT特有のアドレスを生成する方式を「独自コントラクト」と呼びます。
一方、1つのコントラクトアドレスに複数のNFTが結びついている状態があります。1つのアドレスでたくさんのNFTをまとめてブロックチェーンに紐づける方式を「共有コントラクト」と呼びます。NFTマーケットプレイスのOpenSea(オープンシー)は共有コントラクトですので、OpenSeaの利用者は共有コントラクトを利用することで簡単にNFTを作成・販売することができます。
NFT Mintでよく使われるイーサリアム
NFTの売買や作成に関わるOpenSeaでは、イーサリアムの規格「ERC721」がよく使われます。多くのNFTがイーサリアムの技術をベースにして作成・発行されているため、イーサリアムは積極的に保有すべきです。
NFT Mintの始め方
NFT Mintの始め方は、以下の手順となります。
手順①:国内仮想通貨取引所ビットフライヤーでイーサリアムを購入する
手順②:NFTマーケットプレイスOpenSeaでアカウントを作成する
手順③:ウェブウォレットMetaMaskにイーサリアムを送金し、OpenSeaに接続する
手順④:OpenSeaでフォルダを作成する
手順⑤:オリジナルコンテンツを作成し、アップロードする
手順①:国内仮想通貨取引所ビットフライヤーでイーサリアムを購入する
仮想通貨を購入するためには、仮想通貨取引所で口座開設する必要があります。仮想通貨取引所は国内海外さまざまありますが、安全性や信頼性を考えると国内仮想通貨取引所のビットフライヤーをおすすめします。
仮想通貨取引所ビットフライヤーをおすすめする理由
①ビットコイン取引量国内No.1
②国内ではもっとも長く運営している
③万全のセキュリティ体制(ハッキング被害ゼロ)
④カスタマーサポートの充実
⑤主要な仮想通貨を1円から購入可能
仮想通貨取引所ビットフライヤーで口座開設する手順は、こちらの記事で画像付きで詳しく解説しています。パソコンでもスマホでも無料で口座開設できて、所要時間10分程度で済みますので、サクッと終わらせましょう。
仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)の口座開設方法
口座開設が済んだら、次に日本円を入金してみましょう。日本円を入金する方法はいくつかありますが、こちらの記事では無料で入金する方法を解説しています。参考にしてみてください。
仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)の口座に日本円を入金する方法
口座開設と日本円入金が終わりましたら、さっそく仮想通貨を購入してみましょう。解説記事ではリップル(XRP)の購入方法ですが、これをイーサリアム(ETH)に置き換えることで簡単に購入できます。
仮想通貨取引所ビットフライヤーで仮想通貨リップル(XRP)を購入する方法
購入方法にはいろいろな種類があります。基本的な知識を身につけたい方は、こちらをどうぞ。
【仮想通貨の購入方法】取引所と販売所の違いや手数料などをわかりやすく
手順②:NFTマーケットプレイスOpenSeaでアカウントを作成する
NFTを購入するためには、NFTマーケットプレイスの公式サイトでアカウントを作成する必要があります。今回は、最大手のNFTマーケットプレイスOpenSea(オープンシー)でアカウントを作成する方法を解説しています。
NFTマーケットプレイスOpenSea(オープンシー)の始め方
そもそもOpenSea(オープンシー)についてよくわからない方には、こちらで解説しています。
【NFTマーケットプレイス】OpenSea(オープンシー)とは
手順③:ウェブウォレットMetaMaskにイーサリアムを送金し、OpenSeaに接続する
仮想通貨はウェブウォレットで持ち運び(イメージです)することができます。今回はウェブウォレットMetaMask(メタマスク)を使って、イーサリアムをOpenSea(オープンシー)のアカウントに接続しています。
ウェブウォレットMetaMask(メタマスク)の始め方【初心者向け】
仮想通貨イーサリアムをウェブウォレットメタマスクへ送金する方法
手順④:OpenSeaでフォルダを作成する
画面右上の自分のアイコンから「My collections」をクリックして、「Create a collection」をクリックします。続いて、「Create new collection」という画面が表示されるので、各項目にそれぞれ適当なものを入力しましょう。
Logo image = ロゴ画像
Featured image = ヘッダー画像
Banner image = バナー画像
Name = コレクションの名前
URL = コレクション用のURL
Description = コレクションの説明
Category = コレクションのジャンル
Links = 自分のWebサイトのリンクを貼ることができます
ここまでの入力を終えたら、NFTが再販された際の還元率などの入力をしていきます。
Royalties:報酬の還元率(最大10%)
Wallet address:報酬を受け取るウォレットのアドレス
Blockchain:どのブロックチェーンで発行するかを選択
最後に、好きなDisplay theme(テーマ表示)を選択したら、「Create」をクリックします。これでNFT管理フォルダが完成です。
手順⑤:オリジナルコンテンツを作成し、アップロードする
フォルダ(コレクション)の作成を終えたら、NFTの作成方法について解説します。まず、NFTを作るための、オリジナルコンテンツを作成・用意します。デジタルデータのコンテンツであれば、以下のようなものをNFTにすることが可能です。
芸術作品
デジタルアート
音楽
デジタル上の土地
ゲームアイテム
映画やアニメなどの動画
ライブチケット
ゲームのアイテム
オリジナルコンテンツを作成・用意ができたら、OpenSeaのフォルダ内(My Collections)から、「Add item」をクリックします。「Create new Item」が表示されるため、以下の各項目にそれぞれ入力します。
Image, Video, Audio or 3D Model = NFTにしたい素材を貼り付ける
Name = NFTの名前
External Link = NFTの詳細ページを貼り付ける(自身のWebサイトなど)
Description = NFTの説明
Collection = NFT販売を行うアカウントを選択
NFTの詳細データの入力を終えたら、最後に「Create」をクリックして完了です。
NFT Mintの販売方法
手順①:OpenSeaにアクセスして「My Profile」をクリック
手順②:販売するNFTを選択して「売る」をクリック
手順③:NFTの出品内容を設定
手順③のみ説明します。出品内容の設定として、以下の3項目を決める必要があります。
Set Price = 価格を設定して販売する
Highest Bid = オークション形式で販売する
Bundle = まとめて販売する
Set Priceを選択すると、さらに4つの設定画面が出ます。
Price = 販売する仮想通貨と価格
Include ending price = 期間と価格を設定して売れるまで価格が下がる
Schedule for a future time = 出品をするタイミング
Privacy = 出品の公開範囲
すべてを細かく設定することが可能ですが、初めてであれば「Price」の価格設定のみで問題はありません。設定後に画面右側の「Post your Listing」をクリックすれば、出品完了です。お疲れさまでした!
注意事項:OpenSeaの場合は、初出品のみガス代がかかるので注意が必要です。あらかじめイーサリアムを多めに保有しておくことをおすすめします。
まとめ
NFT Mintとは、 NFTを作成することを意味します。NFTマーケットプレイスで作成したNFTは、ブロックチェーンに書き込まれることになります。ブロックチェーンに書き込まれると、唯一無二のNFTデジタルデータとなります。以降、すべての取引記録がブロックチェーンに書き込まれるため、オリジナルの贋作は作成できません(すぐに偽物と判明する)。
NFT Mintの始め方は、以下の手順となります。
手順①:国内仮想通貨取引所ビットフライヤーでイーサリアムを購入する
手順②:NFTマーケットプレイスOpenSeaでアカウントを作成する
手順③:ウェブウォレットMetaMaskにイーサリアムを送金し、OpenSeaに接続する
手順④:OpenSeaでフォルダを作成する
手順⑤:オリジナルコンテンツを作成し、アップロードする
NFT Mintの販売方法は、以下の手順となります。
手順①:OpenSeaにアクセスして「My Profile」をクリック
手順②:販売するNFTを選択して「売る」をクリック
手順③:NFTの出品内容を設定
始め方や販売方法は、さまざまな段階を経ることがわかりましたね。まだまだこれから発展していく見込みがあるNFT、今から始めてみても全く遅くはありません。むしろ、先行者利益を取りに行くことができるかもしれません。
少しでもNFTに興味があり、売買や保有をしたことがある方は、ぜひ自分のNFTを出品してみましょう。思わぬ才能が開花するかもしれませんよ。
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