素朴な疑問
・仮想通貨やNFTに興味があるんだけど、これってWeb3.0?
・WEb3.0の時代が到来するかもしれないので、詳しく知りたい
こんにちは、スメルジャコフです。
Web3.0という単語をご存知でしょうか。インターネットに詳しい方ならご存じかと思いますが、Web3.0とは、 分散型インターネットのことです。知らない人には全くピンとこない説明ですね。失礼しました。
本記事のまとめ
①Web3.0について基本的なことがわかる
②仮想通貨やNFTに触れるきっかけになる
仮想通貨やNFT、メタバースなどは厳密に言うとWeb3.0そのものではありませんが、非常に親和性が高いです。ブロックチェーン技術を使っているところなども共通しており、それぞれを理解するうえでもWeb3.0の基礎知識は有用です。ぜひ、一緒に学んでいきましょう。
本記事の信頼性
①2021年12月~仮想通貨取引開始
②ビットコイン、イーサリアム運用中
③NFT購入経験あり
目次
Web3.0とは
Web3.0のキーワードは、 「分散管理」と「トラストレス」です。
①分散管理とは
テクノロジーを活用して、データを分散管理できることをいいます。ブロックチェーンを用いたサービスにより、複数のユーザーで取引情報が共有でき、ネットワークに参加しているコンピューター同士で直接やり取りすることが可能となります。データの保存先をネットワーク内のコンピューターに分散できることが大きなメリットです。
②トラストレスとは
データの履歴をネットワークに参加しているユーザーが共有することで、特定の第三者を信頼(トラスト)しなくても信頼性が担保されることをいいます。
この「分散管理」と「トラストレス」の特徴により、Web3.0は 情報の主権をユーザーのものにしようという概念で成り立っています。
Web1.0 とは
Web1.0 とは、 情報の発信者と閲覧者が固定されていた時代のことをいいます。一昔前までは、情報の伝達が一方向で一方的に限られていました。WWW(ワールドワイドウェブ)が普及し、個人がウェブサイトを作って情報を発信できるようになった時代です。html を利用したテキストサイトが主体で、画像や動画コンテンツは少なく、コミュニケーションの手段はメールが中心でした。
Web2.0 とは
Web2.0 とは、 情報の発信者と閲覧者の双方向なコミュニケーションが可能になった時代のことをいいます。Twitter、YouTube、Facebook、Instagram などの SNS が普及し、誰もが気軽に発信者になれて、画像や動画コンテンツのシェアも容易になりました。一方、GAFAをはじめとするデータとコンテンツを独占する巨大テック企業の支配時代ともいえます。今はこの段階です。Web2.0は、中央集権的なサービスで成り立っているといっても過言ではありません。
Web3.0時代の新たなサービス
①Cryptocurrency(仮想通貨)
仮想通貨とは、インターネット上でやりとりできる財産的価値をいいます。仮想通貨を用いることで、大企業による集中集権管理がいらなくなります。仲介者をカットすることで、個人に直接報酬を支払うことができるようになります。
②NFT(非代替性トークン)
NFTとは、Non-Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)の略です。Fungible(ファンジブル):代替性、Token(トークン)発行主体が取引相手に交付する証券のような保証データのことです。NFTは、仮想通貨と同様に分散化されたWeb3の世界において個人の自由な経済活動を支援するための手段です。
③DAO(自律分散型組織)
DAO(Decentralized Autonomous Organization)→自律分散型組織のことです。Web3.0の世界におけるプロジェクトの運営形態になります。DAOのメリットとしては、契約はスマートコントラクトによって実行されるため
①透明性が高く公平な意思決定が可能
②人手を省きコストを抑えられる
③処理にかかる時間を短縮できる
④DeFi(分散型金融)
DeFi(Decentralized Finance)とは、ブロックチェーン上で自律的に動くプログラムによって金融機関などの中央管理者を介せずに金融サービスを実現します。
⑤GameFi(ブロックチェーンゲーム)
ブロックチェーンで作られたゲーム(Game)に金融(Finance)の機能を付与したものです。「お金が稼げる」仕組みを備えたゲームとなります。GamiFiにおいては、ゲーム内及びゲーム外のNFTマーケットプレイスにおいて、ユーザー同士で自由にアイテムなどの売買が可能です。
Web3.0のメリット
①セキュリティレベルが向上する
②国境の制限なくサービスを利用できる
③個人情報や行動履歴のデータを自己管理できる
④企業と直接取引できる
ブロックチェーン技術による次世代分散型ネットワークにより
①特定企業に個人情報が集中することで起こるプライバシーの問題
②サイバー攻撃を受けやすい中央集権型
からの脱却ができ、上記メリットを享受できるようになる可能性を秘めています。
Web3.0のデメリット
①自分で判断する必要がある
②詐欺が出てくる
③まだ法整備ができていない
Web3.0は自己責任なため、自分で知識を取得しないと悪意ある第三者に狙われてしまいます。また、各国の法整備ができていないために、さまざまな問題をクリアする必要があります。
まとめ
Web3.0とは、情報の主権をユーザーのものにしようという概念で成り立っています。
以上のサービスがすでに動き出しています。Web3.0がひろがっていくことで
①セキュリティレベルが向上する
②国境の制限なくサービスを利用できる
③個人情報や行動履歴のデータを自己管理できる
④企業と直接取引できる
これ以上のメリットが感じられる日がくるかもしれません。近い将来の主流となりうるWeb3.0を正しく理解することで、よりよい未来が開けてくるかもしれません。今後の動向に目が離せません。
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