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【仮想通貨の基礎】仮想通貨をお得に手に入れることができるIEOという仕組み

2022年8月3日

素朴な疑問
・IEOを利用すると、仮想通貨がお得に手に入るって本当なの?
・IEOについて詳しく知りたい!

こんにちは、スメルジャコフです。

仮想通貨を取り扱っている方は①仮想通貨を売買して利益を得たり、②仮想通貨そのものに投資したりしていると思います。仮想通貨投資は、株式投資と違って少額から投資ができたり、時間を気にせず取引できたりと初心者向きの投資方法と言えます。

今回はそんな 仮想通貨を通常よりもお得に手に入れられるIEOについて解説します。IEOについて知ることで、今後の仮想通貨運用の参考にしていただければと思います。

本記事のまとめ
①IEOとは、仮想通貨取引所がプロジェクトのトークンを先行販売するサービス
②IEOに参加すると、市場に出回る前にお得な価格でトークンを購入できる
③IEOは仮想通貨取引所の審査があるため信頼性が高く、上場の時期も確定している

仮想通貨はボラティリティが高いため、運用が難しいと思われがちです。確かに仮想通貨は株式や債券と比べても、さまざまな要素で仮想通貨の価値そのものが上下します。しかし、 将来的にはWEB3.0が主流となる可能性がある以上、仮想通貨そのものの価値は上がることが期待できます。であれば、中長期的な視点で仮想通貨投資を運用する、という選択肢は大いにありだと思います。

本記事の信頼性
①2021年12月~仮想通貨取引開始
②ビットコイン、イーサリアム運用中
③NFT購入経験あり

そもそもIEOとは何か

IEOはInitial Exchange Offering の略称で、 ブロックチェーンプロジェクトの発行するトークンを、仮想通貨取引所が先行販売するサービスです。IEOに参加すると、市場で取引が開始される前の価格でトークンを購入することができます。多くの場合、IEOの参加者は公開価格より低い価格でトークンを購入できます。

BinanceやHuobiといった海外仮想通貨取引所が積極的にIEOを行っており、市場でも多くの注目を集めています。これらの取引所は、自社が発行するトークンを一定数保有しているユーザーへIEOの参加資格を付与しています。

IEOはICO(Initial Coin Offering)と異なり、発行主体が明確に存在し、販売する取引所が責任を負います。ICOトークンはパブリックなブロックチェーン上で発行されるため、発行や販売に対する責任の所在が曖昧である場合が多いです。 IEOトークンは仮想通貨取引所への上場が決まっているため、ICOトークンより投資リスクが低めと言えるかもしれません。

IEOのメリット

①仮想通貨取引所が審査を行うため、信頼性が高い
②上場の時期が決まっている安心感
③取引所のユーザーなら誰でも参加できる

①仮想通貨取引所が審査を行うため、信頼性が高い

ICOとは異なり、IEOでは仮想通貨取引所が発行元企業やプロジェクト内容を審査します。取引所としては自社で販売するトークンですから、いい加減なものを扱うわけにはいきません。技術力や運営の健全性などを慎重にチェックし、問題なしと判断されて初めて上場・販売に踏み切ります。

②上場の時期が決まっている安心感

IEOでは、販売した仮想通貨取引所への上場を前提として販売が行われ、上場までのスケジュールもほぼ決まっています。一方ICOでは、トークンを発行し資金調達を行っておきながら、そのまま上場が中止されたり、名も知られていないようなマイナーな取引所に上場されたりすることがしばしば起こりました。仮想通貨取引所が介在するIEOではそうした心配がなく、確実に取引できるという安心感があります。

③取引所のユーザーなら誰でも参加できる

IEOが行われるとき、仮想通貨取引所は自社のユーザーに対してIEO実施の告知をします。その取引所に口座を持っているユーザーであれば、誰でもこのIEOに参加が可能です。多くの参加希望者が殺到しますが、参加できるかどうかは抽選で決められます。仮想通貨取引所にとっても、IEOを実施することで多くのユーザーを集めることができるメリットがあります。

IEOのデメリット

①上場後の即売による価格の暴落
②仮想通貨取引所の審査の難しさ
③規制の強化の可能性

①上場後の即売による価格の暴落

IEOで販売されたトークンは、ほとんどの場合は上場後に大きく値上がりします。ただ、その後は値下がりする事も十分想定されます。IEOのユーザーが上場後、すぐに売り抜けて利益を確定させることがあるからです。

②仮想通貨取引所の審査の難しさ

仮想通貨取引所としては、IEOで扱う案件は自社の信用に大きく影響するため、審査は慎重に行わざるを得ません。しかしプロジェクトの審査は簡単ではなく、ユーザーよりも先に事業の将来性を判断する目が求められます。よって、IEOの事例は数多くはありません。

③規制の強化の可能性

ICOと比較すれば投資家の安全性は高いと言われていますが、関連する法律やルールの整備は、完全に整っているとは言えません。

IEOの参加方法

①IEOを実施している仮想通貨取引所に口座開設
②指定された仮想通貨を必要量保有する
③抽選後にトークンが自動的に付与される

①IEOを実施している仮想通貨取引所に口座開設

コインチェックはCoincheck IEOを運用しており、IEOを実施している仮想通貨取引所です。国内で最初に行われた事例が、2021年7月にコインチェックを通じて実施された「パレットトークン(PLT)」のIEOでした。

パレットトークンは、HashPalette社の独自チェーン上に構築されたエンターテイメント特化のNFTマーケットプレイス「Palette」で利用できるトークンです。日本初の事例となったパレットトークンのIEOは、開始6分で調達目標金額の9億3150万円を達成。最終的には6万3853口座からの申し込みがあり、応募金額は224億5500万円・抽選倍率は24.11倍にも上りました。

Coincheck IEO とは
コインチェックが企業・プロジェクトによるトークン発行を通じた資金調達を支援することです。IEO参加者は企業・プロジェクトを支援することにより、トークンを取得することができます。取得したトークンは売買や様々なサービスに利用することができます。

②指定された仮想通貨を必要量保有する

仮想通貨取引所では、手数料の支払い等のために独自の仮想通貨を発行していることがあります。最低限、そのトークン保有量をIEO参加の条件にしています。また、保有量に応じてIEO参加への抽選券を配布していますので、トークンを多く持っていれば当選の可能性が高まります。

資金の用意を判定するタイミングは、申し込み時と申し込み後に設けられた基準日の2つが考えられます。判定タイミングで資金が不足しているとそもそも申し込みができない場合や、抽選の対象外になる場合がありますので注意してください。

③抽選後にトークンが自動的に付与される

IEOへの参加を申し込み、期日になると抽選が行われます。抽選に当選すると保有している取引所の仮想通貨が、自動的に新規発行されたトークンに交換されます。

まとめ

IEOはInitial Exchange Offering の略称で、 ブロックチェーンプロジェクトの発行するトークンを仮想通貨取引所が先行販売するサービスです。IEOに参加すると、ユーザーは市場で一般に取引が開始される前の価格でトークンを購入することができます。

IEOのメリット
①仮想通貨取引所が審査を行うため、信頼性が高い
②上場の時期が決まっている安心感
③取引所のユーザーなら誰でも参加できる

IEOのデメリット
①上場後の即売による価格の暴落
②仮想通貨取引所の審査の難しさ
③規制の強化の可能性

IEOの参加方法
①IEOを実施している仮想通貨取引所に口座開設
②指定された仮想通貨を必要量保有する
③抽選後にトークンが自動的に付与される

仮想通貨暴落の恐れもありますが、仮想通貨取引の中では比較的安全に運用できるIEO。機会があれば、参加してみるのもいいですね。何事も経験と学びです。 まずは、国内仮想通貨取引所でIEOの事例を持つコインチェックやビットフライヤーで無料で口座開設してみましょう。先行者利益は、常に時代の先を見抜ける人が手に入れることができるものです。
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