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Web3.0の代表的サービスDeFi(分散型金融)の基礎知識をわかりやすく

2022年10月1日

素朴な疑問
・DeFi(分散型金融)という言葉を最近聞くけど、どういうことか知りたい
・DeFi(分散型金融)で暗号資産を稼ぐことができるって本当なの

こんにちは、スメルジャコフです。

昨今、Web3.0という言葉が耳に入るようになりました。特に仮想通貨に触れる機会が多くなれば多くなるほど、次世代のサービスが気になるものです。DeFi(分散型金融)は、そんな次世代のサービスの一つです。

本記事のまとめ
・DeFi(分散型金融)についての仕組みがわかる
・DeFi(分散型金融)を利用して、仮想通貨を稼ぐ方法がわかる

DeFi(分散型金融)のサービスを利用するためには、仮想通貨(特にイーサリアム)が必要になります。イーサリアムは、仮想通貨取引所で口座開設することで購入することができます。

まずは、国内仮想通貨取引所で口座開設しましょう。無料で解説することができ、手続きも10分程度で完了します。

国内仮想通貨取引所はさまざまありますが、ビットフライヤーを特におすすめします。ビットフライヤーは仮想通貨初心者にとって、もっとも安心と信頼を提供してくれます。

ビットフライヤーをオススメする理由
①ビットコイン取引量国内No.1
②国内ではもっとも長く運営している
③万全のセキュリティ体制(ハッキング被害ゼロ)
④カスタマーサポートの充実
⑤主要な仮想通貨を1円から購入可能

ビットフライヤーで口座開設するためには、パソコンやスマホが必要です。以下の記事は、パソコンとスマホの口座開設方法を画像付きで説明しています。ぜひ、口座開設の参考にしてみてください。
仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)の口座開設方法

ビットフライヤーで口座開設した後は、日本円を入金してみましょう。以下の記事で詳しく解説しています。
仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)の口座に日本円を入金する方法

本記事の信頼性
①2021年12月~仮想通貨取引開始
②ビットコイン、イーサリアム運用中
③NFT購入経験あり

DeFi(分散型金融)とは

DeFi(分散型金融)とは、分散型や非中央集権型を意味する「Decentralized」と、金融を意味する「Finance」を組み合わせた「Decentralized Finance」の略です。

日本語で「分散型金融」を意味する言葉であり、簡単に言うと中央の管理者がいない金融システムのことです。金融機関を介さずに無人で金融取引を行う仕組みであり、ブロックチェーン上に構築された分散型金融システムを指します。

DeFiは銀行のような取引を管理・監督する機関(取引所)がないため、低コストで取引できるのが特徴です。また、DeFiはブロックチェーン「スマートコントラクト」上の金融サービスであるため取引所がない国の人も、暗号資産の売買が可能になります。

従来の金融システムは銀行や証券会社などに資金を預けるなど、必ず中央集権的な管理者を経由する必要がありますが、DeFiでは中央管理者を介さずにユーザー同士で金融サービスを利用できるという大きな特徴があります。

また、ユーザー間の取引は全てブロックチェーン上に刻まれるため透明性も高く、不正行為やデータの改竄を行うことはほぼ不可能な点もDeFiの特徴と言えるでしょう。ブロックチェーンとは、取引データが全て残り、そのデータの改ざんが非常に困難で、システムダウンも起きない仕組み・技術です。

これまで証券や保険、通貨の取引などは金融機関の中央一括管理が必須でしたが、ブロックチェーンの活用により金融サービスの完全な無人管理・運営が可能となりました。信用履歴審査や本人確認なしに誰でも金融サービスを利用できるため、かつて経済の枠から外されていた経済圏金融市場での新たな可能性やサービス拡大が期待されています。

DeFiの3つの特長(メリット)

①中央管理者がいない
②コストが抑えられる
③居住地を問わず利用可能

①中央管理者がいない

DeFi最大の特徴は、中央管理者である金融機関が不要な仕組みだという点です。これまで金融機関が絶対的な情報管理を行い、仲介業務を行うことで利益を得ていましたが、この仕組みを覆しています。

DeFiのブロックチェーンでは、トランザクションが全公開されていることにより、資産移動を誰でも見ることが可能です。また、スマートコントラクトのコードも公開しているほどの透明性の高さであるため、中枢となる機関がなくても不正のリスクがありません。

②コストが抑えられる

これまで金融機関が提供するサービスには、銀行や保険のように営業費や広報費・人件費などを加味した手数料によって、少なからずコストが必要でした。その点DeFiでは、ブロックチェーンを利用する管理者不在のサービスであることにより、金融サービスを低コストで提供することが可能であるため、従来の金融サービスよりもコストがかかりません。

③居住地を問わず利用可能

DeFiはインターネット上の金融サービスであるため、従来の金融サービスが利用できない、あるいは時間やコストがかかってしまう国や地域でもアクセスが可能となります。また、利用には審査がありませんので、インターネットへ接続できれば国・地域・職業を問わず同じサービスを自由に受けられるようになります。

DeFiの2つのリスク(デメリット)

①利用手数料(Gas代)の高騰
②仮想通貨全般のリスクへの考慮が必要

①利用手数料(Gas代)の高騰

DeFiの市場が拡大していくにつれて生じる問題として「手数料」があります。どの仮想通貨でも送金時などに管理機関への手数料がかかりますが、DeFiの場合中枢となる機関がありません。しかし、イーサリアムのブロックチェーン上でやり取りを行うため、ネットワーク上の手数料としてGas代が発生します。

取引が混雑するほどGas代が高騰するため、DeFi市場が拡大していくにつれてGas代が上昇する可能性があります。現に実際に上昇している事例もあり、またスマートコントラクトは、DeFi以外にもさまざまな分野で利用されているため、将来的にガス代が高騰する可能性があります。

②仮想通貨全般のリスクへの考慮が必要

一般的な金融機関の預金の場合は、「預金保険機構」などによる元本1,000万円+利息を保証する制度がありますが、DeFiにはお金を保護する連邦預金保険公社(FDIC)が存在しないことから、保証制度がありません。日本の金融庁から許可を得られないこともあり、「仮想通貨分野の高金利はリスクの裏返しである」という意識が必要です。

代表的なリスクとしては、「ハッキング」「価格変動」「詐欺」があります。「ハッキング」とはその名の通り、外部からの攻撃を受けて資産を抜き取られるなどのことです。「価格変動」とは、仮想通貨全般に言えることですがボラティリティが高いということです。さまざまな内部要因、外部要因が重なりやすく、仮想通貨の価値が変動しやすいのです。

「詐欺」とは、不完全な詐欺まがいのプロジェクトやフィッシング詐欺などのことです。新しいサービスにつきもののこのようなリスクは、事前に理解しておく必要があります。

DeFiで利益を出す方法

①DeFi関連銘柄に投資する
②流動性マイニング
③レンディング
④ステーキング

①DeFi関連銘柄に投資する

DeFi関連銘柄への投資で稼ぐなら、イールドファーミングが一般的です。DeFiにおけるイールドファーミングとは、スマートコントラクト(売買を自動的に実行する仕組み)に必要な資金として暗号資産を貸し出すことで、利息や手数料(ガバナンストークン)を受け取ることができる運用方法です。

注意点としては、イールドファーミングは元本が保証されていないことを考慮することです。基本的に投資をするときは、生活余剰金とはわけて、無理なく投資できる(投資に失敗しても生活に支障をきたさない)ようにすべきです。

②流動性マイニング

流動性マイニングとは、DEX(分散型取引所)に仮想通貨を預けて、その代償として報酬やトークンなどを受け取れる仕組みです。仮想通貨のペアを預け入れ、同一通貨ペアで他のユーザーが取引すると、その際にかかる手数料が分配されます。価格変動リスクに注意する必要がありますが、流動性マイニングは放置するだけで利益をもたらすために魅力的です。

流動性マイニング(ガバナンストークン)がイールドファーミングを加速させ、加速したイールドファーミングによって、さらにガバナンストークンの価値が上がる相乗効果が生まれています。

③レンディング

レンディングは、仮想通貨取引所に仮想通貨を預けて金利を得るサービスです。毎月の「賃貸料付与日」に金利を受け取れるため、放置しているだけで利益を得られ、さらに自分で運用するよりもリスクが少なくて済みます。

一方、利息がもらえる点ではDeFiのイールドファーミングと同じですが、ガバナンストークンはもらえない上に、仮想通貨取引所の人件費や安全に運用するための経費がかかるため、年率5%程度が限界です。

④ステーキング

仮想通貨では承認(ブロックチェーンを生成すること)に参加して貢献すれば、報酬としてその通貨を受け取れます。ステーキングは承認方法のひとつで、通貨を保有することで承認に参加して報酬を得られる仕組みです。

仮想通貨を持っているだけでブロックチェーンの生成に貢献しつつ継続的な収益を狙えることから、比較的ローリスクな運用方法として注目を集めています。日本で代表的なのは仮想通貨取引所bitFlyer が提供するステーキングリワードサービス(Lisk)です。

DeFiのはじめかた

手順①:仮想通貨取引所ビットフライヤーで口座開設する
手順②:仮想通貨取引所ビットフライヤーに日本円を入金する
手順③:仮想通貨取引所ビットフライヤーで仮想通貨を購入する
手順④:自分にあった稼ぎ方の選択

手順①:仮想通貨取引所ビットフライヤーで口座開設する

まずは仮想通貨取引所で口座開設しましょう。無料で解説することができ、手続きも10分程度で完了します。

国内仮想通貨取引所はさまざまありますが、ビットフライヤーを特におすすめします。ビットフライヤーは仮想通貨初心者にとって、もっとも安心と信頼を提供してくれます。

ビットフライヤーをオススメする理由
①ビットコイン取引量国内No.1
②国内ではもっとも長く運営している
③万全のセキュリティ体制(ハッキング被害ゼロ)
④カスタマーサポートの充実
⑤主要な仮想通貨を1円から購入可能

ビットフライヤーで口座開設するためには、パソコンやスマホが必要です。以下の記事は、パソコンとスマホの口座開設方法を画像付きで説明しています。ぜひ、口座開設の参考にしてみてください。
仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)の口座開設方法

手順②:仮想通貨取引所ビットフライヤーに日本円を入金する

日本円を入金する方法を画像付きで詳しく解説した記事がこちらになります。
仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)の口座に日本円を入金する方法

手順③:仮想通貨取引所ビットフライヤーで仮想通貨を購入する

ビットフライヤーで口座開設して日本円を入金したら、いよいよ仮想通貨を購入することができます。以下の記事で詳しく解説しています。
仮想通貨取引所ビットフライヤーで仮想通貨リップル(XRP)を購入する方法

手順④:自分にあった稼ぎ方の選択

DeFiでの運用はコストが安く利用しやすい半面、補償制度がない、取引先リスクがある、などの問題点もあります。すでに説明しましたが、「DeFi関連銘柄に投資する」「流動性マイニング」「レンディング」「ステーキング」などで仮想通貨を稼ぐことができます。

まとめ

DeFi(分散型金融)とは、分散型や非中央集権型を意味する「Decentralized」と、金融を意味する「Finance」を組み合わせた「Decentralized Finance」の略です。日本語で「分散型金融」を意味する言葉であり、簡単に言うと中央の管理者がいない金融システムのことです。金融機関を介さずに無人で金融取引を行う仕組みであり、ブロックチェーン上に構築された分散型金融システムを指します。

DeFiの3つの特長(メリット)としては、①中央管理者がいない、②コストが抑えられる、③居住地を問わず利用可能などがあげられます。従来型の金融サービスでは実現できなかったメリットを享受することができます。

一方、DeFiの2つのリスク(デメリット)としては、①利用手数料(Gas代)の高騰、②暗号資産全般のリスクへの考慮が必要などがあげられます。最も重要なことは、仮想通貨は法定通貨ではないことです。法定通貨ではないので、当然国からの補償はなくすべて自己責任となります。

DeFiで利益を出す方法としては、①DeFi関連銘柄に投資する、②流動性マイニング、③レンディング、④ステーキングなどがあります。投資するにしても、仮想通貨取引所に預けるにしても、元手が必要です。投資の基本としては、生活に支障をきたさない範囲で行うことです。投資は精神的負担が大きいとされています。特にボラティリティが高い仮想通貨は値動きが激しく、誤った判断をしがちです。そのようなリスクをできるだけ回避するためにも、身の丈に合った投資をしていきましょう。

当サイトで使用する「仮想通貨」とは「暗号資産」のことです

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