こんにちは、スメルジャコフです。
ステーブルコインとは
①日本円や米ドルといった法定通貨
②金やダイヤモンドなどの現物資産価格
と連動することで、価格を一定に保つことを目的とした仮想通貨のことです。他の仮想通貨と同様に
①ブロックチェーン技術を用いて、分散台帳に記録される数値
②既存の金融システムに依存していない
③国境を超える流通性を持っている
複数の国々に存在する仮想通貨取引所に上場され、他の仮想通貨や法定通貨との交換可能です。
ビットコインやイーサリアムをはじめとする仮想通貨は、ドルや円といった法定通貨と比較すると価格変動が大きい(ボラティリティが高い)のが特徴です。一方ステーブルコインは、価値が安定する仕組みを持っているものとなります。
目次
ステーブルコインのメリット
①価格が安定しているため、資産の避難先として利用しやすい
②法定通貨での国際送金と比較して、短時間かつ低コストで国外への送付が可能
ステーブルコインの種類
ステーブルコインは、価格を安定させる方法という観点から4種類に大別できます。
①法定通貨担保型
②仮想通貨担保型
③無担保型(アルゴリズム)
④商品担保型
①法定通貨担保型
裏付けとなる法定通貨に価格が連動するタイプのもので、基本的には担保となる法定通貨とステーブルコインは1:1のレートでいつでも交換できる
法定通貨担保型のステーブルコイン
①Tether(USDT)
テザーは2021年11月現在、仮想通貨全体の中でもビットコインとイーサリアムに次いで、時価総額が3位になったこともあるステーブルコインです。米ドルを担保に、1USDTが1ドルになるように調整されています。
②TrueUSD(TUSD)
2018年1月から始まった、米ドルに連動したステーブルコインです。1TUSDが1ドルになるように調整されていて、複数の信託銀行によって管理されています。
③Pax Dollar(USDP)
米ドルに連動したステーブルコインです。2021年8月にPaxos Standardから名称を変更し、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の規制下にあります。
仮想通貨担保型
仮想通貨が価値の担保となっています。
仮想通貨担保型のステーブルコイン
DAI
①2021年11月現在、イーサリアムの他にテザーやUSDCoinなど、30種類以上の仮想通貨を担保に発行しています。
②法定通貨担保型以外の担保型の中では、最も発行量の多い一番大きいトークンです。
③無担保型(アルゴリズム)
法定通貨や仮想通貨といった担保を用意せずに、アルゴリズムによって価格の安定化を図っています。価値が安定的であるためには
①何らかの実体価値とリンクしたものであること
②流動性が高いこと、つまり取引量と取引参加者が十分に多い
という条件が必要です。
無担保型(アルゴリズム)のステーブルコイン
AMPL
①1ドルとの価格差が生じると供給量を自動的に調整し、ユーザーが保有するウォレット内AMPLも増減します。
②保有するAMPLの時価総額が安定する仕組みを採用しています。
④商品担保型
金や石油といったコモディティ(商品)の価値に連動しています。
商品担保型のステーブルコイン
Tether Gold(XAUT)
①テザー社が発行する、ゴールドの価格に連動するステーブルコイン
②スイスの金庫室に保管されている現物の金と交換可能
③ステーブルコインの多くはイーサリアムのERC-20規格で発行されているが、XAUTはトロンブロックチェーンで発行
まとめ
ステーブルコインは、価格が安定した仮想通貨です。
①一般的に仮想通貨はボラティリティが高く、決済手段としては使いづらい
②ステーブルコインであれば支払いに利用できる上に、既存のシステムよりも素早く安価な国際送金が可能
③また、ステーブルコインは大きく分けて、法定通貨担保型、仮想通貨担保型、無担保型(アルゴリズム)、商品担保型の4種類に分類
④特にTetherやTrueUSDなどの法定通貨担保型は種類が多く、国外を中心にすでに使われている
ステーブルコインは、海外仮想通貨取引所バイナンスで購入することができます。バイナンスへは、国内仮想通貨取引所から送金するのが低コストです。
国内仮想通貨取引所としては、コインチェックとビットフライヤーがおすすめです。どちらも無料で口座開設できますので、この機会にぜひどうぞ。
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