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仮想通貨Polkadot(ポルカドット)の特徴と将来性【初心者向け】

2022年6月3日

こんにちは、スメルジャコフです。

Polkadot(ポルカドット)とは、interoperability(インターオペラビリティ)の実現を目指すブロックチェーンプロジェクトのことです。

①2020年8月に上場された、比較的新しいブロックチェーン
②スイスにあるWeb3財団によって開発された
③Web3財団の創設メンバーの中には、イーサリアムの共同開発者の一人であるギャビン・ウッド氏がいる

Polkadot(ポルカドット)は、国内仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)で取り扱っています。
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Polkadot(ポルカドット)のブロックチェーンで使われるネイティブトークンが、DOT(ドット)トークンです。

interoperability(インターオペラビリティ)とは、相互運用性という意味です。さまざまなブロックチェーン同士を、相互に運用可能とする技術のことです。

interoperability(インターオペラビリティ)によって、可能になること

異なるブロックチェーン同士でも送金やデータのやり取り、コミュニケーションが可能となります。例えば、イーサリアムをビットコインのウォレットに送ることなど。

ユーザー側からはシステム特性に依存しないシームレスな取引や処理が実行されるため、不必要な手間や不自由さのない世界が実現可能となります。

非常に革新的な技術であり、ブロックチェーンが社会へより普及するためには必須の技術といえるのではないでしょうか。

Polkadot(ポルカドット)の特徴

①インターオペラビリティを実現できる
②スケーラビリティ問題を解決できる
③簡単にブロックチェーンをつくることができる
④セキュリティ性能が高い
⑤オープンガバナンス体制を取っている

①インターオペラビリティを実現できる

Polkadot(ポルカドット)を利用すると、異なるブロックチェーン同士をつないでインターオペラビリティを実現することができ、 完全な分散型のWebの世界=Web3.0をつくることができる可能性があります。

②スケーラビリティ問題を解決できる

スケーラビリティ問題とは、ブロックチェーンにユーザーが集中し過ぎて、取引処理の遅延や手数料の高騰が起きてしまう現象です。

遅延が発生する主な要因は、ユーザー集中時にトランザクションの検証に時間がかかってしまうこと。Polkadot(ポルカドット)では、Parachain(パラチェーン)と呼ばれる並列化されたブロックチェーンが、トランザクションを並行処理して処理速度を上げていて、スケーラビリティ問題を解決しています。

2022年5月4日のアップグレードにより、Parachain(パラチェーン)間での直接通信が可能となりました。また、ネットワーク間での通信プロトコルであるXCMが導入されたことにより、仮想通貨やNFTだけではなく、スマートコントラクトやdApps間での通信もできるようになりました。

ユーザーはParachain(パラチェーン)間での通信が容易になるため、Polkadot(ポルカドット)を通して、DeFiやGemeFiの利用ができるようになる見通しです。

③誰でもブロックチェーンを開発することができる

Polkadot(ポルカドット)は、Substrate(サブストレート)というブロックチェーンの開発ツールを一般に提供しています。

Substrate(サブストレート)を使うことによって、誰でもPolkadot(ポルカドット)と互換性のあるブロックチェーンを開発することができます。

④セキュリティ性能が高い

Polkadot(ポルカドット)は、Pooled Securityといった形でセキュリティのプログラムがネットワーク上にプールされており、それを各ブロックチェーンが活用できるようになっています。

⑤オープンガバナンス体制を取っている

Polkadot(ポルカドット)は、ユーザーが協働しながらネットワークの発展に取り組んでいく仕組みです。

Polkadot(ポルカドット)ネットワークの仕組み

Polkadot(ポルカドット)は、シャーディング型ブロックチェーンネットワークです。

多種シャーディングモデルを使用して複数のブロックチェーンをひとつのネットワークで接続し、互いにデータを交換したり、安全性が保証されたトランザクションを処理したりできます。

シャーディングとは、スケーラビリティを目的としてネットワーク上のデータベースを水平方向に「シャード」に分割することです。ブロックチェーンネットワークを別のデータベースに分割して、ネットワーク上の全体的な作業負荷を軽減します。

重要なトランザクション情報をシャードに分散することで、ブロックチェーンはネットワーク上のノードを利用して負荷や責任も分散させることができ、それによって全体的な遅延を減らし、スケーラビリティの問題を解決することができます。

Polkadot(ポルカドット)エコシステム

①リレーチェーン
Polkadot(ポルカドット)ネットワークは、個々のチェーンをつなぐリレーチェーンと呼ばれる基盤ブロックチェーンを作成するように設計されています。リレーチェーンはネットワークのセキュリティに責任を持ち、接続されたブロックチェーン間のコンセンサスと相互運用性を実現するために稼働します。

②パラチェーン
Polkadot(ポルカドット)ネットワーク上の個々のブロックチェーンはパラチェーンと呼ばれ、トークンをホスティングしたり、特定のユースケースに応じて機能を最適化したりできます。

パラチェーンは並行して動作し、並列化された運用で責任を分散しながらシステムを拡張していきます。よって、パラチェーンはリレーチェーン上のスロットに報酬を払ったり、貸したりしたりすることで、この並列化構造を実現しています。

③ブリッジ
Polkadot(ポルカドット)エコシステム上のブリッジは、外部のブロックチェーンをリレーチェーンに接続する役目を持つ、特別な内部ブロックチェーンのことです。

Polkadot(ポルカドット)ネットワークのパラチェーンは、ブリッジを介し、ローカルのパラチェーンと同様にイーサリアムやビットコインのブロックチェーンとシームレスに通信することができます。

まとめ

Polkadot(ポルカドット)とは、interoperability(インターオペラビリティ)の実現を目指すブロックチェーンプロジェクトのことです。

interoperability(インターオペラビリティ)とは、相互運用性という意味です。さまざまなブロックチェーン同士を、相互に運用可能とする技術のことです。

Polkadot(ポルカドット)の特徴
①インターオペラビリティを実現できる
②スケーラビリティ問題を解決できる
③簡単にブロックチェーンをつくることができる
④セキュリティ性能が高い
⑤オープンガバナンス体制を取っている

Polkadot(ポルカドット)は、従来の仮想通貨の課題点を改善する仕組みを構築しており、今後の動きに注目すべき銘柄といえます。

Polkadot(ポルカドット)は、国内仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)で取り扱っています。
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