【思考に関する書籍】FACTFULNESS（ファクトフルネス）

こんにちは、スメルジャコフです。

世の中には、ベストセラー本がそれこそ無数にあります。一般的に10万部でベストセラーとされています。昨今は、本が売れない時代らしく5万部でベストセラーだとか。

ベストセラーはその名の通り、出版月や出版年に最も売れた本を意味します。何十年もかけて売れ続ける本もベストセラーですが、何かの偶然が重なって起こる場合もあります。

とにかく、ベストセラーは良く売れた本であり、良く売れたということは面白い本であると多くの方は考えて、さらに本が売れる現象がおきます。特に読者の裾野を広げる役割を担っているともいえます。

今回、紹介するハンス・ロスリング（＆オーラ、アンナ）著「FACTFULNESS（ファクトフルネス）10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」日経BP社は、とんでもない本です。読めばわかります。

ベストセラー本だから、面白いというわけではありません。本によっては、「金返せ！」レベルのベストセラー本もあります。しかし、このファクトフルネスは圧倒的に面白く、考えさせられる本です。そして、これからも読まれ続ける本になるでしょう。これこそ、 20歳までに読みたい本の筆頭です。

あなたの常識は非常識かもしれない

この本では、「10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」という副題がついています。文字通り、10の思い込みを自覚させられるデータを見せつけられます。正しいか正しくないか、それも重要ですが、もっと重要なことは世界は着々と進歩し続けており、時代とともに進化しているということです。

そして、過去何十年か前までは正しかった事実も、今は異なっているということ（進化している）ということを、しっかり理解すること。つまり、 自分の考えをアップデートしなければならないことを気づかされます。

思い込みを引き起こす本能

この本では、人間の本能によって10の思い込みをもたらし、それが要因となっている事件・事故を紹介しています。簡単に表現してしまえば、客観的に判断することさえできれば犯す必要のない過ちや誤解、それに伴う怒りや悲しみを回避することができます。

どんなに優秀な方々でも、自分の今までの経験則に従って物事を判断しがちです。それがたとえ間違ったことであったとしても、本人が気づかなければ押し通してしまうでしょう。この本は、優秀な方々を取り上げていかに事実を知らないのかを提示しています。

絶対に読むべき本ですが

この本は、絶対に読むべき本ですが、読書をする時間自体がないと嘆く方も多いのではないでしょうか。そんな方には、Amazonオーディブルをおすすめします。Amazonオーディブルを使うと、読書をする時間がなくても本の内容が理解できます。

どうやって理解するかというと、Amazonオーディブルは本の朗読をしてくれます。いわゆる聴く読書ができます。どんなに忙しく手を動かしていても、同時に聴くことはできますよね。ナレーターがすばらしい発声で朗読してくれますので、耳をすませるだけで本の内容が理解できます。

まとめ

この本の著者であるハンス・ロスリングさんは、この本が出来上がるのを待たずに病気で亡くなってしまいました。この本自体、ハンスさんが病気を知ってから執筆を始めたものですので、心なしか文章の一つ一つに魂がこもっているように感じます。

最終章に向かうにつれて、ハンスさんの気持ちが文章に乗り移って、読者に訴えかけているように思います。それぐらい、文章一つ一つを丁寧に選んでいることがわかります。

ベストセラー本には当たりはずれがありますが、このファクトフルネスに限って言えば、当てはまりません。当たりも当たり、大当たりのベストセラー本です。絶対に読むべき本は、世界中に何十冊、何百冊とあると思いますが、それらと匹敵する内容です。

もし、あなたがファクトフルネスを読んだことがないなら、今すぐ読んでください。大丈夫です。近隣の図書館には必ずあります。借りて読めば無料です。ただし、この本は何度読んでも耐えうる内容となっていますし、定期的に読み直したい本です。

少しの出費を我慢して、この本に投資しても必ず元はとれます。ぜひ、何度も読めるよう手元に置いてください。そして、周囲の人におすすめしてください。

この本の内容を理解する人が増えることによって、世界は大きく変わると確信できます。