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仮想通貨ビットコインキャッシュ(BCH)の将来性は期待できるか

2022年4月24日

こんにちは、スメルジャコフです。

この記事では、仮想通貨ビットコインキャッシュの将来性について解説しています。仮想通貨は星の数ほどあり、生まれては消えていくボラティリティの高い通貨です。仮想通貨で資産を形成するためには、それぞれの仮想通貨の将来性は気になるところです。

仮想通貨ビットコインキャッシュとは、2017年8月1日にビットコインからハードフォークして誕生した仮想通貨です。ビットコインといえば、仮想通貨時価総額ナンバー1の通貨ですね。ビットコインキャッシュが誕生した背景は以下の通りです。

ビットコインの需要が急増したこと(いわゆる仮想通貨バブル)を受け、送金速度が遅延したり手数料が高騰し続けていました。そのためビットコインの利便性を高めるため、中心的なコミュニティとは別に開発を行うコミュニティが発足しました。このコミュニティから誕生したのがビットコインキャッシュとなります。

ビットコインキャッシュの仕組み

ビットコインキャッシュは、ビットコインと同様にProof of Work (プルーフ・オブ・ワーク)を採用しています。 発行上限は2,100万枚で、4年に1度の半減期が設定されています。2020年時点でビットコインのブロックサイズが1MBであるのに対し、ビットコインキャッシュは32MBに設定されています。

ハードフォークの背景

ハードフォークの背景に、ビットコインの「スケーラビリティ問題」がありました。「スケーラビリティ問題」とは、ビットコインネットワークの処理能力が制限されていたため、ビットコイン取引の拡大に伴って未処理の取引が溜まり、平均処理速度が低下し処理手数料が高騰する問題のことです。

この問題の解決には、「セグウィット(Segwit)」と「ビッグブロック(Big Block)」の2通りの方法が提起されました。

①セグウィット(Segwit)
②ビッグブロック(Big Block)

①セグウィット(Segwit)

取引データ自体を圧縮するため、ネットワークの処理能力が変わらなくとも処理のスピードが上昇します。セグウィットは、仮想通貨の永久的分裂を伴わない「ソフトフォーク」です。

②ビッグブロック(Big Block)

処理能力を向上させることにより、ネットワークの混雑を解消します。この方法は、取引記録台帳の分岐を生じさせるため、仮想通貨の永久的分裂を伴う「ハードフォーク」となります。

仮想通貨ビットコインキャッシュ(BCH)は、このハードフォークにより誕生しました。

コインチェック

ビットコインキャッシュの流動性

ビットコインキャッシュは、ハードフォークの際にビットコインの供給量と同じ量が生成、配布されました。売買取引も盛んで、流動性は高いのですが、ビットコインに比べて実店舗での支払いはほぼできない状態です。

アプリケーション開発ができる

ビットコインキャッシュは、dAppsを用いてアプリケーション開発ができます。dAppsとは、ブロックチェーンを用いた非中央集権型のアプリケーションのことです。

イーサリアム(ETH)もdAppsの開発で有名ですが、今後さらにdAppsが普及すれば、ビットコインキャッシュの注目度も高まるでしょう。

ビットコインキャッシュが対応している仮想通貨取引所

ビットコインキャッシュが対応している仮想通貨取引所は、コインチェックとビットフライヤーです。

仮想通貨取引所Coincheck(コインチェック)の口座開設方法
仮想通貨取引所bitFlyer(ビットフライヤー)の口座開設方法

ビットコインキャッシュの価格が上がると予想される要因

①基軸通貨としての需要の高まり
②決済可能な海外や国内実店舗の拡大
③顧客同士の直取引が可能なスマートコントラクトの採用
④マイニングを安定して行える

①基軸通貨としての需要の高まり

基軸通貨として使用できる仮想通貨取引所が増えてくれば、大幅に価格が上がる可能性があります。

②決済可能な海外や国内実店舗の拡大

ビットコインキャッシュはすでに世界中で受け入れられている仮想通貨です。決済可能な店舗が日本にも増えることで、ビットコインキャッシュの需要が高まるため価値が上がる可能性があります。

③顧客同士の直取引が可能なスマートコントラクトの採用

ビットコインキャッシュでも、スマートコントラクトが2018年に実装されました。スマートコントラクトの実装によってさらなる利便性が予想され、今後の価格上昇も期待できます。

④マイニングを安定して行える

安定的にマイニングを行えることも、今後の価格上昇が期待できる要素の1つです。マイニングに参加する企業は今後も増えることが予想され、参加企業が増えれば増えるほど今後の価格上昇も期待できます。

bitFlyer

ビットコインキャッシュの価格が上がらないと予想される要因

①規制が厳しくなっているマイニング
②不正アクセス(ハッキング)される可能性
③競合通貨のアップデートによる価格下落

①規制が厳しくなっているマイニング

マイニングが、詐欺やマネーロンダリングの温床になる可能性は大きいです。中国ではマイニング業者を締め出すこともあります。こういった動きは、仮想通貨の価値そのものに打撃を与え、ビットコインキャッシュの価格が下落に繋がります。

②不正アクセス(ハッキング)される可能性

仮想通貨のセキュリティは強化されてきているが、それは不正アクセスする側も同じです。仮想通貨を購入することをためらうことで、仮想通貨全体の市場価格が下落する可能性はあります。

③競合通貨のアップデートによる価格下落

仮想通貨は、紙幣などと違ってアップデートするがあります。競合通貨のアップデートが行われることによって、その通貨の価値が大きく上昇すると相対的にビットコインキャッシュの価格が下落する場合があります。

まとめ

ビットコインキャッシュとは、2017年8月1日にビットコインからハードフォークして誕生した仮想通貨です。ハードフォークの背景に、ビットコインの「スケーラビリティ問題」がありました。

ビットコインキャッシュの価格が上がると予想される要因
①基軸通貨としての需要の高まり
②決済可能な海外や国内実店舗の拡大
③顧客同士の直取引が可能なスマートコントラクトの採用
④マイニングを安定して行える

ビットコインキャッシュの価格が上がらないと予想される要因
①規制が厳しくなっているマイニング
②不正アクセス(ハッキング)される可能性
③競合通貨のアップデートによる価格下落

将来性が期待できるかどうかは、仮想通貨市場自体の課題が大きくかかわってきますが、 仮想通貨時価総額ナンバー1のビットコインから生まれた銘柄です。期待をよせる方も多く、今後も増える可能性はあります。

仮想通貨はボラティリティの高い通貨です。もし、仮想通貨を所有したいなら早めに仮想通貨取引所で口座開設しましょう。口座開設は無料でできます。ビットコインキャッシュが購入できるコインチェックビットフライヤーがおすすめです。

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