NFT

NFT(ノン・ファンジブル・トークン)とは何か、わかりやすく解説

2022年3月21日

こんにちは、スメルジャコフです。

今回は、NFTについて初心者にもわかりやすく解説します。NFTとは、Non-Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)の略です。

Fungible(ファンジブル)→代替性
Token(トークン)→発行主体が取引相手に交付する証券のような保証データ
※代替性→あるものを代わりになれる性質・性能

例えば、最寄駅から会社まで、私鉄と路線バスに『代替性』があると表現できます。NFTとは、日本語で「非代替性トークン」、 唯一無二であることの証明ができるデジタルデータといいます。

NFTの特徴

①代替不可能で唯一性がある
②誰でも作品を作成したり、発表することができる
③色々な設定をプログラムすることができる
④破損や紛失するリスクがない

NFTのデメリット

①法整備が整っていない
②物理的な所有ができない
③手数料(ガス代)が高騰しやすい
④著作権侵害のリスクがある

NFTの種類

バーナブルNFT

二度と使えない状態に消滅させることで、手に入る新たなNFTトークンのこと。つまり、NFTを焼却することで手に入れられるNFTのことをいいます。

NFTを使えなくするとは、誰も秘密鍵を知らない特別な口座にNFTトークンを入れることです。暗証番号も分からない、所有者も分からない口座に入っているお金と同じなので、実質価値がなくなり、焼却したと表現されます。

ダイナミックNFT

現実世界のイベントが起きるごとにNFTを発行する仕組みのこと。リアルなイベントの変化によって、NFTの発行量などが変化します。

①ブロックチェーンのスマートコントラクトの機能
②オラクルという現実のイベント情報を提供する仕組み
この2つを組み合わせることで実現する

オラクルを使うことで可能となることとは、何かしらの情報(例えば、ゲームの戦績や気温や時間など)をNFTにダイナミックに反映させて、時間と共に変化するNFTを作ることです。

2020年3月、オラクルを開発しているChainlinkとスポーツのファントークンを発行・運営しているChilizが提携を発表しました。

コンポーザブルNFT

複数のNFTを組み合わせて、新たな価値を生み出す仕組みのこと。いくつかの種類のNFTを収集し組み合わせることで、ユニークな価値や機能が引き出される仕組み

コンポーザブルNFTの最大の特徴とは、組み合わせによって結果が変わるギミックを入れられるところです。ゲームをはじめとするさまざまな領域に応用される可能性があります。

フラクショナルNFT

ある一つのNFTを、バラバラに分割して所有するような仕掛けを持ったNFTのこと。バラバラに分割することで、一つひとつの細かいパーツは比較的安価となり、一般ユーザーでも保有しやすくなります。高額なNFTアートを複数人で所有することができる仕組みです。

まとめ

NFTとは、 唯一無二であることの証明ができるデジタルデータのことです。デジタルデータはそもそもコピーされやすいものだったが、ブロックチェーン技術により改ざんがほぼ不可能となりました。つまり、唯一無二であることが証明できます。

スマートコントラクトにより、NFTにさまざまな可能性が出てきました。NFTの未来は計り知れない可能性を秘めています。今のうちにしっかり理解して、NFTに触れておきましょう。

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