NFT

【初心者向け】NFTアートの仕組みやメリット、デメリットについて

2022年1月15日

素朴な疑問
・NFTアートについて知りたい
・ブロックチェーンについて理解したい

こんにちは、スメルジャコフです。

NFTアートをご存知でしょうか。NFTとデジタルアートが融合した作品なんですが、そもそもNFTとは何かを理解している方はまだまだ少数派だと思います。

本記事のまとめ
①NFTアートの成り立ちや特徴が理解できる
②NFTを知ることで、ブロックチェーンが理解できる

NFTとブロックチェーンは密接に関わっていて、単体で理解するよりもつなげてしまう方が理解しやすいです。今回は、NFTアートとブロックチェーンについて解説していきます。

本記事の信頼性
①2021年12月~仮想通貨取引開始
②ビットコイン、イーサリアム運用中
③NFT購入経験あり

NFTとは

NFTとは、Non-Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)の略です。Fungible(ファンジブル)とは代替性、Token(トークン)とは発行主体が取引相手に交付する証券のような保証データのことです。※代替性とは、あるものの代わりになれる性質・性能を意味します。例えば、最寄駅から会社まで私鉄と路線バスに『代替性』があります。よって、 NFTは日本語で「非代替性トークン」と訳せます。

NFTは、主にイーサリアムのブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのことで、データ管理にブロックチェーン技術が活用されており、ほぼ改ざんすることができない仕組みを構築しています。

NFTアートとは

NFTアートとは、 デジタルアートと「NFT」を掛け合わせた作品のことです。

①デジタルアート⇒簡単にコピーができたため、価値が下がる傾向が強かった
②NFTアート⇒デジタルアートの脆弱性(簡単にコピーできること)を防ぐ、画期的な技術(ブロックチェーン)でできたもの

よって、デジタルでは不可能と言われてきた「唯一無二性」を、ブロックチェーンは可能にしています。NFTアートを購入するなら、こちらからどうぞ。具体的な購入方法を解説しています。

【NFTの基礎知識】初心者のための「NFTを購入する」までのロードマップ詳細版

NFTアートの3つの特徴

①唯一性を証明できる
②改ざんができない
③データの作成者/所有者を記録できる

①唯一性を証明できる

NFTは、基本的にイーサリアムのブロックチェーンを利用しているため、 各NFTを固有のものとして判別することができます。これが唯一性を証明できる理由です。

②改ざんができない

ブロックチェーンは通信上で実施した取引の記録を「ブロック」に記録して、各ユーザーが共有する形で管理しています。ユーザーがすべての取引履歴を共有しているため、1人がデータを改ざんしたら 簡単に不正を見つけることができます。つまり、改ざんできない仕組みで運用されています。

③データの作成者/所有者を記録できる

作成したNFTアートには、ブロックチェーン技術を用いて追加でさまざまな情報を記録することができるため

①NFTアートの作成者を記録して、作品が本物であることの証明ができる
②NFTアートの購入者を記録して、所有権を明らかにできる

以上のことが可能となります。

NFT アートのメリット【3つ】

①唯一無二の価値が保証される
②価値が上がる可能性がある
③誰でも購入・販売ができる

①唯一無二の価値が保証される
NFTはブロックチェーン技術を用いた非代替性トークンであるため、NFTアートを購入した人は『このコンテンツの持ち主があなたである』ことを簡単に証明できます。 一意性が証明できるので、現物を所有する従来のコレクションと何ら変わりありません。

②価値が上がる可能性がある
NFTアートは『アート投資』としても可能性を秘めているため、作品の価値が上がる可能性があります。

③誰でも購入・販売ができる
インターネットから簡単にアートを購入したり販売したりできるため、イーサリアムなどの仮想通貨を準備しておけば、誰でも簡単にNFTアートの購入者や販売者になれます。

NFTアート のデメリット【4つ】

①法的に未整備
②手数料が高い
③価値が低下するリスク
④環境負荷

①法的に未整備
NFTアートが頭角を現すようになったのは2021年です。よって、取引慣行や購入者の権利、著作権問題などまだまだ曖昧な点が多いです。NFTアートにおいては保有者と著作権は違い、アーティストからの許諾がなければ保有権を持つ購入者は、複製や配信などの利用ができないことになっています。

②手数料が高い
NFTの売買で利用されるイーサリアムでは、 「ガス代」と呼ばれる取引手数料が発生します。ガス代はイーサリアムの発掘者が自由に値段設定できるものであり、NFTの需要が増えれば増えるほど、ガス代も上昇します。よって、NFTアート購入検討時、手数料が高いために諦める方も多いのが現状です。

③価値が低下するリスク
NFTアートを投資対象として見ている人がいるため、株のように価格変動が起きて価格が下落する可能性があります。NFTや仮想通貨の特徴としてボラティリティの高さがありますので、

①NFTアートはまだまだ新興市場のため、価格変動が大きい
②流動性も低いため、価格が下がった時に大きな損失になる可能性がある

④環境負荷
NFTは「プルーフ・オブ・ワーク」と呼ばれるモデルが採用されています。これが膨大な電力を消費して二酸化炭素排出を促し、環境に悪影響を及ぼしていると言われています。今後もNFTの取引数増加は確実であり、引き続き環境への影響が問題視されています。※これについてはイーサリアム含め関係各所が、順次対応している状況です。

まとめ

NFTアートとは、デジタルアートと「NFT」を掛け合わせた作品のことです。

①デジタルアート⇒簡単にコピーができたため、価値が下がる傾向が強かった
②NFTアート⇒デジタルアートの脆弱性(簡単にコピーできること)を防ぐ、画期的な技術(ブロックチェーン)でできたもの

よって、デジタルでは不可能と言われてきた「唯一無二性」を、ブロックチェーンは可能にしています。

NFTアートの3つの特徴
①唯一性を証明できる
②改ざんができない
③データの作成者/所有者を記録できる

今後もますます話題になるであろうNFTアートについて解説しました。少しでも興味を持っていただけたら、まずは仮想通貨取引所で口座開設して、イーサリアムを購入しましょう。NFTアートを購入するためには、仮想通貨が必要だからです。仮想通貨取引所は無料で口座開設できます。詳しくはこちらをどうぞ。

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